2006年8月 埼玉・飯能市(旧名栗村) 尾須沢鍾乳洞(川又鍾乳洞)♪

〜草をかき分け、倒木を乗り越え、道無き道を進む…想定外の悪条件で、いつの間にやら、川○浩探検隊♪(超古!)…(^o^;)〜



 埼玉県と東京都の境界線に位置する飯能市。その片隅にある、尾須沢鍾乳洞を目指して、名栗の郷に突入♪ しかし、場所が見つからない… たまたま畑仕事をしていた、第一村人に尋ねてみると、「聞いたことねぇなぁ。そこに役場があるから、聞いてみなぁ…」と言われ、飯能市名栗支庁舎へ…(-_-#)
 庁舎の中へ入ろうとしたら、笑顔の素敵なお姉さんが、ドアを開けてくれました。すかさず、「尾須沢鍾乳洞の場所を、教えていただきたいのですが…」と尋ねると、「2つ目の信号の近くです」と。「車を止める場所はありますか?」と再度尋ねると、「少々お待ちいただけますか…」と失踪…(^o^;) すると、奥から、笑顔のオジサンが出てきて…

「鍾乳洞に行くんですかぁ? 行っても、つまんないですよ。ロッククライミング位しか出来ませんから…」

「えっ!? 鍾乳洞の奥に滝があったり、良い雰囲気と聞いてきたのですが…」

「そんなのあったかなぁ? 這って、洞窟に入るだけでよ。何にもないですよ!」

思いっきり笑顔で言われ、戦意喪失…(/--)/ とりあえず、地図を見ながら、道を教えて戴きました。  そうそう、立派な観光ガイドマップを戴きました。職員の皆様、ありがとうございました♪(^o^)v ちなみに、その観光ガイドを見ても、尾須沢鍾乳洞の「お」の字も無いです…(◎_◎) そして、ようやく辿り着きました♪(^o^)/

再訪ネタは→2010年10月…動画バージョンです♪


 有間ダムへ向かう道に、ちょっとした駐車場があります。役場の方は、「トイレ用の駐車場なので…」と、駐車を推奨しませんでしたが…(^o^;)



↓鍾乳洞へのラリーマップ(爆)





















 

 そこに車を止め、いざ出陣♪(^o^)v しかし、暑い…(-_-:) この日は、30℃を超える暑さで…。県道に戻り、交差点を左折すると、小さな看板が見えます…。

  

 その裏には、かなり年季の入った看板が…(名栗村は、2005年1月1日に飯能市と合併)とにかく、道は荒れ放題です。丸太の橋は、朽ちていますし、至る所倒木で、道が遮られています。何より、あまり人が通らないらしく、道自体を探すのが大変でした…(/--)/ 草木の枯れる冬のほうが、歩きやすかったかも…(-_-#) ※入口看板の画像にマウスを当てて下さい。
 途中からは、かなりの急勾配になりますので、お子様や体力のない方は、ご注意下さい。「歩くのと走るのが同じ速さ」(爆)という私の足で、19分かかりました。帰り道は、もっと恐怖ですから…(◎_◎)
 また、上に行くと、道が、小さな沢になっています。この日は、前日の夕方に、雨が降ったそうで、水量は多めでした。布製の靴は、確実に濡れます。

 12〜3分程歩くと、鍾乳洞のある「こうもり岩」らしき物が見えてきます。ネット検索しても、こうもり岩の全景画像が無い理由が、ここでわかります。個人的には、杉の木を間伐すれば、こうもり岩の全景が見える、ビューポイントになると思うのですが…。現状では、全景を撮影するためには、ヘリやセスナを利用しないと、不可能です…。あ゛ー、残念…(-_-#) ※画像にマウスを当てると、鍾乳洞の位置がわかります。
 なお、ここから、最大の試練が始まります…あっ\(◎o◎)/!


   

↑こうもり岩の全景がわからないので、想像図を描いてみました…(^o^;) 左上の画像は、第3洞から第1洞方向への画像です。右上は、逆に、第1洞から第3洞方向の画像です。洞窟前のプラットホームは、第3洞の前に、小さくあるだけで、他は、無いに等しいです。そのため、撮影できる光景も、限られてしまいます…(>_<) 特に、第1−第2の間は、崩落が始まっているので、移動するのも、命がけになります…(/--)/

↑第1洞の天井と内部です。内部は、奥から水が流れており、心地良い冷風が吹いてきます。ただ、滝のように流れる汗が、止まる程の風量ではありませんでしたが…(^o^;) 床一面が、水溜まり状態でした。

↑第2洞の開口部と内部です。開口部は、高さ1m程。中にはいると、そこそこの高さになります。

↑第3洞の開口部です。怪獣の口に見えるのは、私だけぇ…(。_゜)? 私が入った瞬間、カエルが跳びはねました…あっ\(◎o◎)/! ちょっと、ビックリしました…(^o^;) カエルを踏み潰したら可哀想なので、洞内の徘徊を中止しました…っていうか、山登りで汗びっしょり、衣服が肌に張り付いて、上手く動けず、探検気分になれなかったもんで…(^O^;) とりあえず、一点から、いろいろな方向を見てみました。撮影も試みたのですが、さすがに携帯では、何も写りませんでした…(^O^;) 今度は、デジカメを持ってこよう♪…その前に、デジカメを買わないと…(/--)/

↑第3洞の開口部のアップです。ノドチンコがあります。そして、そこから出てくる私です。実は、降りられなくて、悩んでいるところなんです。1.5m位の高さなので、飛び降りも考えたのですが、着地する場所が傾斜地なので、転ぶ恐怖が…(^o^;)


      
 第3洞右にある観音様。そのお陰か、異常な霊気は感じませんでした…(^o^;) そして、その隣にはクラック。もしかして、観音様の力で、剥がれ落ちるのを防いでいるのでしょうか…(◎_◎) なお、上部にも、開口部がありますが、入れません…。※クラック画像にマウスを当てて下さい。

※なお、鍾乳洞の詳細や、全国の観光鍾乳洞案内は、こちらのサイト→【おきらく・ごくらくCAVING】をご覧になって下さい♪

 この鍾乳洞探索で、一番残念だったのは、こうもり岩の全景を見ることが、出来なかったこと。更に、地方の観光協会の思考回路に、疑問を感じました。何億という大金を使い、温泉を掘り、立派な箱物を造って、「さあ、いらっしゃい♪」…皮算用が外れ、赤字で閉鎖、借金と廃墟が残る…(-_-#) そのような施設が、全国に数多くあります。豪華な設備や温泉は、腐る程ありますから、わざわざリピーターには、ならないのですよ。
 人は、無い物ねだり…ラーメンフリークは、1杯千円のラーメンを食べるために、数万円の交通費を使うと言われます。それは、こだわりの味は、その店でしか、食べられないからに他なりません。観光だって同じです。自然の造形は、何億かけても造れません。そこに行かなければ、見られない…それが、人を呼ぶのです。
 その素晴らしい作品を埋没させているなんて、ここの観光協会は、何を考えているんだか…(。_゜)? 間伐と下草を刈るだけで、こうもり岩の全景が見られる、素晴らしい場所になると思うのです。それこそ、ボランティアを集めて行えば、アッという間に終わるでしょう。(^o^;) 自然以外の何物も無い…それこそが、ストレス社会での、最高のオアシスです♪(^o^)v