2006年9月 東京・檜原村→奥多摩町 夢の瀧&大増(だいます)鍾乳洞♪
夢の滝   大増鍾乳洞

☆東京の秘境・奥多摩。その片隅に、忘れ去られたように、ひっそりと存在する夢の瀧。直爆のような迫力は無いものの、滑滝のその流れは、優雅さの中にも、力強さを感じます。

奥多摩周遊道路…1973年、奥多摩有料道路として誕生しました。特に、ライダーにとっては、コーナーリングを楽しめる道路として、人気スポットで、この私も、二十数年前は、月に一度の奥多摩ツーリングを、楽しんでいました。当時は、道路の凸凹舗装も無く、快適に走れたのですが…(*^_^*)  勿論、改造車で無謀な運転をするのではなく、ただひたすら、自然の中を走るだけでしたが…(^o^)v

 その檜原村側の料金所…無料となった現在は、ゲートだけが、その頃の面影を残しています。使われなくなった料金所ブースの中には、雨水が浸入し、主を失ったイスが、ひっそりと朽ち果てるのを待っていました。

 そのゲートをくぐると、すぐ左側に、夢の瀧の石碑が建っています。走っているだけで楽しかったあの頃は、こんな滝があることすら気付きませんでした。例え気付いたとしても、見なかったでしょう…(^o^;) オヤジになってしまったことを、実感する一時です…(/--)/


 この滝の画像は、ネット検索をすると、数多く発見できますが、どれを見ても、小さくショボイ滝にしか見えません。私自身も、そう思っていましたから、そんなに期待はしていなかったのですが、実際に見ると、かなり大きく立派に見えます。写真写りの悪い滝なんですねぇ…(^O^;) ※マウスを当てると、滝壺画像に変わります。


 ちょっと感激した後は、そのまま奥多摩周遊道路→青梅街道→日原街道と走り、大増鍾乳洞を目指します♪(^o^)v



 大増鍾乳洞は、関東一の規模を誇る日原鍾乳洞の手前にある、個人経営の小さな鍾乳洞です。二十数年前、故おじいちゃんが、裏山を崩していたら、突然穴が開いたそうです。最初は、その穴の意味が分からず、毎日家族4人で、穴の周りに座って、じっと覗き込んでいたそうです。(^o^;) 鍾乳洞規模は、日本一小さいですが、生きている鍾乳石を、日本一間近で見られる鍾乳洞です♪(^o^)v



日原街道という林道のような道を抜けると…


左の方に、営業中のノボリが…


急な坂を上がると、鍾乳洞の入口に…


※画像にマウスを当てて下さい。 あっ!! 左の画像には、当てないで下さい…何にも変わりませんので…(^O^;)



    

 登ってみると、ちょっとくたびれた受付がありましたが、何やら書き置きが…。向かい側のブザーを押すらしい…(◎_◎) とりあえず、押してみる…何の変化も無い…(。_゜)? かなり経ってから、おばあちゃんが来た…(^o^;) そして、第一声…「日原行って来た? うちは小さいよ。インターネット見てきたの?」…おぉー! いきなりの連射砲!(^O^;) お金を払おうと、カバンから財布を出そうとすると、いきなり案内開始…(@_@;) もしかして、無料なのかぁ…(^o^;)(/--)/

 まずは、洞外にある石の説明から…石灰岩が、うんたらこうたら…その辺は、省略(^o^;) 本物の鍾乳石を触らせてもらい、ヒデ○感激♪(古) へぇー、鍾乳石って、こんなに肌触りが良いんですねぇ…ガラスとタッパー容器の中間みたいな感触…って、訳わかりませんね。(^o^;) そして、鍾乳石が育つ石灰岩を叩いてみると…おっ! 石なのに金属音!持ってみると、普通の石灰岩より重い感じ…だから、「金に重」と書くそうです…(^_^)3 フムフム。 

 そして、待望の鍾乳洞へ♪ 鍵付の床板を上げると、鍾乳洞の入口が…\(◎o◎)/! 洞内は、撮影禁止なのですが、ここだけ内緒…(*^_^*)… (-_-#) 中にはいると…す、す、すごい! すご過ぎる! 生きた鍾乳石 が、目と鼻の先にある…。勿論、触ることは出来ませんが、まるで、地質学の研究者になったような、すごい緊張感と感動♪(^o^)/ しかも、未だに成長している鍾乳石なのですから…。自然の不思議さを再認識出来ます。画像をお見せできないのが、残念です…(>_<)


 ここを見てしまうと、東京にある他の鍾乳洞は、単なる洞窟に思えてしまいます。それだけに、見る価値はありそうなのですが、案内役のおばあちゃんは、「日原(日原鍾乳洞)の帰りに、来る人なんかいないよ」と、半ば投げやり状態…。確かに、日原鍾乳洞のように、探検気分を味わうことは出来ませんが、鍾乳石の息遣いを目前で見られるのは、東京唯一ではないでしょうか…(^o^)v 

 持ち主のおばあちゃんは、「小さい」「高い」といったクレームを相当言われたのでしょう。ですから、最初に聞いた、連射砲のような決まり文句が生まれたのだと思います。だったら、逆転の発想ですよ。道路際に、「日本一小さい鍾乳洞」と、大きな看板を出せばOK! それで文句を言う人は、単なるストレスを溜めたクレーマーです。

 国道20号・相模湖インター近くには、「日本一まずいラーメン屋」という看板を出している店があります。20年近く前に、一度食べたことがありますが、「看板に偽り無し」と、爆笑した記憶が残っています。この日の帰り、思い出したように、そのラーメン屋に行ったら、臨時休業でした…(-_-#) 

 客が来ない→やる気が無くなる→サービス低下→他の仕事で生計を立てようとする→営業が不規則になる→より一層客足が遠のく→廃業…そんな負の連鎖になって欲しくないですが、おばあちゃんの口調は、既に、足を踏み入れているような…(-_-#)

 ちなみに、料金は、大人400円です。私自身は、生まれて初めて、生きた鍾乳石を間近で見られるので、決して高いとは思いませんが、洞窟探検を求める人には、どうでしょうか…(。_゜)? 大増鍾乳洞は、小さいですが、生きた鍾乳石のある、正真正銘の鍾乳洞。盗掘されないように、しっかり守っていただきたいと思います。そして、いつまでも、生きた鍾乳石を見せて欲しいと思います。m(_ _)m

 ただねぇ…、魚釣りをするにも、ある程度の餌が必要なように、人を紹介するにも、ある程度の資料は必要なんですよぉ。パンフレットもなければ、領収証も無し…それでは、紹介するにも限界が…(/--)/ インターネット全盛の時代です。せめて、公式サイトを開設して下さいな♪ 私に言ってくれれば、鍾乳石と交換で作りますよ…(*^_^*)…(^o^;)



☆鍾乳洞の詳細や、全国の観光鍾乳洞案内は、こちらのサイト→【おきらく・ごくらくCAVING】をご覧になって下さい♪