(甲州)倉掛山から白沢峠の廃トラックへ 2016年5月  甲州市営柳沢峠駐車場→

林道・山・廃の3つが楽しめる場所に行きました。


駐車場からの動画最終回です。

動画その1からの連続再生です。


国道411号・柳沢峠にある甲州市営柳沢峠駐車場が、出発地です。10年前は、塩山市営でしたが、平成の大合併で、甲州市営に。市営と言っても、無料です。標高は、1,500m近いので、夏でも、快適な車中泊が出来ます。

駐車場から国道411号・大菩薩ラインを東京方面に向かうと、程なく、笠取林道の起点があります。そして、その曲がり口には、深静峡(しんせいきょう)の看板が…。しかし、このリゾート施設は、とっくの昔に無くなっていて、暫くは、心霊スポットとして、マニアの人気でした。未だに、殺人事件の被害者の遺体も、見つかっていないようです。
そんな事件や、放火があったためか、笠取林道は、頑強なゲートで封鎖されてしまいました。ただ、施錠されていないため、心無いドライバーは、ゲートを開けて、通行しているようです。成仏できなくなるので、やめましょう…(^o^;)

舗装→ダートと走ると、板橋峠に到着します。ここが、深静峡の玄関口だったようです。今では、ソーラー発電所になっていて、心霊スポットの面影は無くなっています。と言うことは、リゾート施設の所有者は、存命であるか、しっかり相続されているのですね。
登山口の案内は、全くありません。木柵の先が、登山道になります。知らないで行くと、絶対に、倉掛山へは辿り着けないかと…。

倉掛山は、単なる通過点のピークです。道標の柱の「倉掛山」が無ければ、そのまま、通過してしまいそうです。訪れる登山者が少ないので、山梨県も整備しないのでしょうか? それとも、東京都の水源林に隣接しているので、東京都が整備するべき…と思っているのでしょうか??(^o^;)
ここから、白沢峠に進むわけですが、楽をしたい方は、板橋峠から、斉木林道…と言っても、放置されたダート林道で、ほぼ登山道状態になっていますが、その林道を歩けば、30分程短縮でき、車で走ることを前提とした道なので、急勾配が無いので、歩きやすいです。ただ、展望の無い、樹林帯の単調な道が続くので、精神衛生上は、ちょっと…です。


   

斉木林道・白沢峠に佇む廃トラック
 2016年5月  白沢峠→

第二次大戦敗戦後の復興に向け、木材を供給するために、この地で伐採が行われたそうですその際に使われたと言われる進駐軍払い下げのトラックが、林道上で眠っています。この辺一帯は、斉木さんの山だったそうで、この林道を、斉木林道と呼んだそうです。そして、その荷台には、自然に生えた桜の木。

しかし、廃トラックの画像や動画は、数多く公開されていますが、桜の花は、見当たりません。人工的に植えられたソメイヨシノとは違い、標高1,500m付近で自生している山桜ですから、開花時期を予想するのは、素人では難しい。でも、山勘を働かせて、花見に行ってきました。


白沢峠の廃トラックの動画です。


廃トラックの外観です。幅広い峠のど真ん中に、ひっそりと眠っています。戦後の復興期の車なので、既に、70歳前後のご老体です。レストアも不可能な程に錆び、フレームも折れてしまっています。時間と共に、自然に還って行くことでしょう。その前に、見られて感激です。

内部の様子です。今の車と違い、シンプルそのもの。そして、馬鹿でかいイメージのアメ車でも、当時の規格では、今の1トン車程の大きさです。その大きさからすると、伐採木の輸送ではなく、物資の輸送や、荷台に作業員を乗せて、走ったと推測できます。当時なら、伐採木は、索道で麓に降ろし、そこから、トラック輸送→鉄道輸送になったと思われます。

エンジンの様子です。このボンネットが、異常に重いです。軍用車である証でしょう。今の車と違い、電子部品は無く、至ってシンプルな直列エンジンです。ラジエターファンも、鉄製のため、錆び付いていますが、原型を留めています。今の車からすると、相当に、メカニカルロスが大きいエンジンですね。

そして、ラッキーな事に、桜が咲いていました。ピンク色の花を予想していたので、一瞬、違う花?と思ってしまいました。花の大きさも、一円玉程の小ささ。桜の木にまとわり付いた別の植物の花?と思い、枝を辿って見ると、間違いなく、荷台の木から咲いています。帰宅後に調べてみると、緑萼桜(りょくがくざくら)と言う品種のようです。人生には、良い巡り合わせが無い私ですが、今回の巡り合わせは、感動しました。これで、最後の運を使い果たしたか…(^o^;)

斉木林道・もう1台の廃トラック
 2016年5月  斉木林道途中→


斉木林道の2台目の廃トラックの動画です。

斉木林道には、もう一台の廃トラックがあるのですが、その場所が、ネット上では特定できません。どのサイトを見ても、「白沢峠から林道を1時間程歩く」程度の内容です。地図に記しているサイトは、私では見つけられませんでした。
斉木林道は、雁峠まで続いていますので、その方向に向かって行けば、必ずあるはず…非常に不安な気持ちで、歩くことに。戦後復興期に使われ、その後放置された林道のため、倒木支障が多数あり、お世辞でも、気持ち良いとは言えない道です。全く展望がなく、見通しの悪い道が続き、「もしかして、通りすぎてしまったのか?」と不安に駆られながら、ひたすら歩いて60分。左のブラインドカーブを曲がると、突然その姿が…。

白沢峠の廃トラックは、峠の真ん中に、意図的に置いてある雰囲気ですが、こちらは、路肩に寄せられている雰囲気。とても、駐車しているようには見えませんので、恐らく、上り坂を走ってきて、左コーナーに差し掛かかったところで、故障・エンストしてしまい、その後、修理を試みるも、直すことが出来なかった。そのままでは、林道の通行に支障が出るので、やむなく路肩に退避させたのかと。太いワイヤーロープが、車の前に埋もれていましたので、当初は、トラックが、谷に落ちないように、ロープで固定していたと想像できます。

当時の関係者の方に、話が聞きたいと思っても、この周辺に、民家はなく、当時10代で働いていた方がいたとしても、存命であれば、80代以上。探すのも、大変です。真実を、調べられる方がいらっしゃれば、是非お願いしたいですが、各自の勝手な想像で、あーだこーだ言っているのも、夢があって楽しいかも…(^o^;)